TAKINAMI THEATER

「ヤッショ、マカショ!」山形の真夏の夜を彩る『花笠まつり』は8月5日~7日

2019.08.05

山形の夏の風物詩として、県内各地が特色をもって開催している「花笠(はながさ)まつり」。

その中でも最も規模が大きく全国的な人気を誇るのが、山形市中心街を会場とする「山形花笠まつり」です。

「ヤッショ、マカショ!!」

威勢のいい掛け声と花笠太鼓の勇壮な音色。

華やかに彩られた山車を先頭に、艶やかな衣装と紅花をあしらった笠を手にした踊り手が山形市のメインストリートを舞台に群舞を繰り広げます。

現在では東北四大まつりの一つとして全国に知られるようになった、 山形の真夏の夜を彩る、華麗なまつりです。

農耕・水の神として慕われる蔵王大権現を祀った華やかな山車を先頭に、約150団体・13,000人にもおよぶ踊り手が日替わりでパレードに参加。

地元の学校や企業、プロスポーツチーム等が趣向を凝らした夏らしい衣装をまとい、山形の県花である紅花をあしらった伝統的な藁笠を手に、「ヤッショ、マカショ」の威勢のよい掛け声をかけながら、笛太鼓の音色と民謡「花笠音頭」に合わせて市内のメインストリートを群舞して歩きます。

山形の夜を鮮やかに彩るこのお祭りには、例年8月5日~8月7日の開催期間中で約100万人を超える観光客が訪れます。

花笠音頭発祥の地は、山形県北東部に位置する尾花沢市(おばなざわし)。

1919年に行われた灌漑用水路の堤防工事にあたっていた当時の工夫たちが、作業の調子を合わせるために歌った土搗き唄に合わせて、雨よけに被っていた笠を回し踊ったものが「花笠踊り」の原型と言われています。

これが、時代の流れとともに県を代表する文化として広がりました。

山形花笠まつりでは、複数の花笠踊りが披露されます。

女性が花笠を頭上に掲げて笑顔でしなやかに舞う女踊りをメインとして、躍動感あふれる激しい動きが特徴の男踊り、より荒々しく花笠を縦横に振り回して踊る笠回し(尾花沢市に伝わる踊り方)など。

最近では団体ごとの創作花笠踊りも加わり、より一層祭りを盛り上げています。

最後尾には飛入り参加の列が設けられているので、踊ってみたくなった方は、看板を目印に飛び込み参加してみてください。

イベントの詳細は、こちらのサイトをご確認ください。

開催期間中は市内各所に交通規制が敷かれますので、お気をつけくださいませ。

山形花笠まつり公式ホームページ

開催地 山形市十日町~本町・七日町通り~文翔館前

【山形県花笠協議会】TEL:023-642-8753(ムショウニハナガサ)

山形市内のまつり会場まで瀧波から車で約50分

像提供:山形県花笠協議会

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