瀧波Blog:白竜湖のおはなし パート5

2015年2月26日

おナミちゃん:引き続き「白竜湖の琴の音」をお楽しみください。ウフフ。

 

それを聞いた庄屋様、

「あぁ、困ったことになった。なんとしたらいがんべ」

そして村の衆をみんな集めて、相談したど。そしたら村の人は、

「自分の娘、竜神様の嫁になの嫌んだ、けらんにぇ。おらえんな娘、みたくねがらわかんね。おらえんな体悪りがらわがんね」

なて、さっぱり決まんねごんだど。

「困った、三日ともないのに、どうしたらいがんべ」

考えあぐねったら、庄屋様の娘、陰のところで聞いてて、戸カラカラと開けて出てきて、

「村のためだもの。俺、竜神様さ嫁に行く」

なて言ったんだど。

急なごどで、嫁入り道具買う暇もさっぱりねがったど。

それで、娘が大事にしていた、とっても大好きな琴をもって、白無垢で、お嫁にいくことになったど。

当日、雷鳴の音とともにザワザワザワと風が吹いてきて、沼の水がうずをまいたかと思うと、すさまじい水柱、その中に二匹の竜が天に登って行ったんだけど。

二匹のうちの一匹は、白い晴れ着姿だったけど。

まもなく雨が降り出して、赤湯の村は潤ったんだけど。

それから、だれいうともなく、湖は白い竜ということで、白竜湖と呼ぶようになったんだど。霧雨の降る頃、いつも湖の底からきれいな琴の音が聞こえてくるんだけど。   とーびんと

ご宿泊予約お問い合わせ

facebook山形県 赤湯温泉 いきかえりの宿 瀧波  〒999-2211 山形県南陽市赤湯3005  TEL:0238-43-6111 FAX:0238-43-2601  Copyright© TAKINAMI